【米中摩擦】ファーウェイ社のスマホでGoogleが使えなくなる?

国時間の5月20日、グーグルがファーウェイに対してサポートを停止を検討するとの報道がありました。

様々なステークホルダーが今回の件に懸念を抱いているかと思いますが、この記事では、エンドユーザーへの影響に焦点を当てて独自に検証を行いたいと思います。

ファーウェイ・テクノロジーズ(漢字名称:華為技術)
スマホ出荷台数、世界第2位の実績を誇る中国通信機器メーカー。
近年リリースされているファーウェイ製品は安価で高性能を実現しており、2019年の世界シェア率ではついにAppleを抜き去る成長を遂げています。
Google LLC
アメリカの複合企業であるAlphabet社の子会社であり、全世界のユーザー数で、9割近くを占める検索エンジンを運営している企業です。
日本でも「ググる」「グーグル先生」等の俗語が飛び交うほどの知名度を誇っています。

両社とも誰もが知る大手企業ですよね。
いわばAndroid(スマホ)とGoogle(検索エンジン)は両者合わせて対をなす関係です。

そんな間柄に、なぜこのような事案が生じているのかといいますと、それぞれが本社を置く「お国同士」の関係悪化に起因があります。

経済戦争

経済戦争

中国とアメリカは現在、5G開発の覇権をめぐり「戦争状態」に突入しています。

5G(第5世代通信)とは、現在の4Gに続く次世代通信技術のことで、「高速大容量・低遅延・多接続性」を生かし、普及すればあらゆるものがネットワークにつながるIoT化が進むと言われています。

5G導入は2020年の実用化に向けて、総務省をはじめとする行政や各企業・業界など、国を挙げての一大プロジェクトです。

5G通信による経済効果は30兆円以上と予測されており、映像機器や自動運転車、産業ロボット、建設機械、医療機器など、5Gに対応した新しい技術の発展が期待されています。

引用元:Soldi編集部執筆 / 5G(第5世代通信)とは?どこよりもわかりやすく教えます!

 

約一年前には、ファーウェイ社のナンバー2である孟晩舟(メン・ワンツォウ)CFOがアメリカ・カナダから、いちゃもんをつけられて逮捕されれば、今度は中国当局がカナダの要人を拘束。
アメリカが中国製輸入品に対して税金を上げて物流に制限をかければ、そのお返しに中国が同じことをやる(報復関税)。

上記に伴い、それぞれの国に属性がある企業間でも対立を余儀なくされ、今回の報道に繋がっているのです。

 

国内3大キャリアの反応

ドコモ、KDDI、ソフトバンクが5/22に揃ってファーウェイ最新機種の予約受付停止、販売延期の声明を発表しました。

 

国内家電量販店

一部店舗にて、simフリー端末の新機種発売が見合わされています。

 

Amazon

アマゾンジャパンは、5/24からファーウェイ製品を直販停止しています。

image.itmedia.co.jp

 

日本メーカーの反応

パナソニックが5/22にファーウェイとの取引を停止する方針を発表しました。
日本国内からファーウェイに部品を供給する企業は100社を超えるだけに、今後の展開が見守られます。

 

世界の反応

アメリカ主導による「ファーウェイ包囲網」を、世の中はどう捉えているのでしょうか。
SNSでは、思想的なものから身辺のことまで、多くの意見や関心が寄せられている様子がうかがえます。

 

今後の方針

既存ユーザーや購入を検討している方にとっての一番の気掛かりは、「この先安心して継続利用できるのか」に限ります。
Google・ファーウェイともに、この点に関しては対応方針を説明する義務があります。

Googleの声明
5月20日、Engadgetの取材に対して、「既存のファーウェイ製品ユーザーにはGoogle Playサービスを継続して提供する」という声明を発しました。

japanese.engadget.com

 

ファーウェイの声明
同社日本法人が、公式ツイッターにて「すでに市場に出ている製品に関しては、サービスが低下することはない」と発表しています。

 

両者とも「既存ユーザーへのサービス低下はない」と公式に提言していますので、その点に関しては一安心といったところでしょう。
また、ファーウェイは昨年夏に、独自OSの商標を中国国内の「国家知識生産局」へ申請し、今年の5月14日に登録された事が明らかになっています。

同郷のZTEが、昨年4月にアメリカから経営モラルとコンプライアンスに関する指摘を受けて制裁されたのを目の当たりにして、今後自社にも余波が及ぶことを想定していたのかもしれません。

ここまで振り返って来ましたが、唐突に申し上げると私はファーウェイ社を応援しています。
理由は、同社がApple製品信仰と国産品崇拝主義によりガラパゴス化している日本のスマートフォンマーケットの目を覚まさせる存在となっているからです。

非上場を貫き、セキュリティやコンプライアンス面での懸念を指摘されていますが、莫大な資金を開発・広告に費やしてブランド力を高めた結果、既に日本家電メーカーでは太刀打ちできない利益を生み出す企業になっています。
日本の大手メーカーとファーウェイ社の営業利益を比べてみましょう。

営業利益(通期)

シャープ
840億円(2019年3月)

パナソニック
4,100億(2019年3月)

ファーウェイ
1.1兆(2018年12月)

 

製品クオリティ

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紺色らいおんさんによる写真ACからの写真

一昔前の「安かろう悪かろう」の中国製スマホと認識している方が多くいるかもしれませんが、今は全く違います。
ハイエンド・廉価モデル共に、性能やユーザビリティにおいて、日本製品はとうに追い抜かれています。

皮肉なことに、ファーウェイスマホのクオリティ実現に関しては、日本製の部品が大きく関わっているのですが...

 

エノテカ
ファーウェイのスマホは、安価なのに高性能。
しかも操作レスポンスも良好なんです!

 

【モノづくり日本】の復活を願う

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oldtakasuさんによる写真ACからの写真

日本メーカーは近い将来、ファーウェイ社が今回の逆境を乗り越えて更に成長する姿を目の当たりにすることでしょう。
その時は、製品開発・ブランディングをもう一度見直す事で、ガラパコスを抜け出し、再び世界シェアを勝ち取ってもらいたいです。

日本メーカーへの応援歌みたいな感じになってしまいました(笑)
本件に関しましては進展あり次第、続報をお届けしたいと思います。

 

 


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